「エコロジーナ (R)シリーズ」は、バイオテクノロジー技術を活かし開発した環境汚染物質測定キットです。
酵素免疫測定法(ELISA法)により、環境水中の界面活性剤や環境ホルモン様物質を簡便かつ高感度に測定できます。
 17β-エストラジオール (E2) ELISAキット
・マイクロプレート
 エストロゲン (E1/E2/E3) ELISAキット
・マイクロプレート
 エチニルエストラジオール(EE2) ELISAキット
・マイクロプレート
 エストロン(E1) ELISAキット
・マイクロプレート
 高感度ビスフェノールA(BPA)ELISAキット
・マイクロプレート
 アルキルフェノール AP ELISAキット
・マイクロプレート
 陰イオン界面活性剤 LAS ELISAキット
・マイクロプレート
 非イオン界面活性剤 APE ELISAキット
・マイクロプレート
非イオン界面活性剤 高感度 AE ELISA キット ・マイクロプレート

ELISA法とは

ELISA(Enzyme-Linked Immunosorbent Assay) イライサまたはエライサなどと発音されます。

抗体または抗原を酵素で標識化することにより対象物質を高感度に測定する方法で、プラスチックスなどの固相に結合させた抗原または抗体を用いることで、非結合物を除去したり、新たな試薬と反応させることができます。EIA(Enzyme Immunoassay:酵素免疫測定法) という用語もありますが、この場合は固相を用いない系も含む広い概念で、RIA(Radio Immunoassay:ラジオイムノアッセイ)に対応する言葉です。

抗原を測定するには競合法と、2つの抗体を用いるサンドイッチ法がありますが、低分子量の抗原に対しては通常は競合法が用いられます。エコロジーナシリーズでも競合法の原理を利用しています。

競合法ELISAの測定原理

1.競合反応
測定対象物質(抗原)と結合するたんぱく質(抗体)が、内面に塗布されています。未知量の抗原を含むサンプル水と一定量の抗原酵素複合体を加え、反応させます。また既知量の測定対象物質系列に抗原酵素複合体を加えたものを同時に反応させます。

2.発色反応
未反応物を除去し、発色基質を加えると、発色用酵素のはたらきで着色します。測定対象物量が多く汚染度の高いサンプルは、抗原酵素複合体への結合量が少ないため、発色が弱くなり、吸光度が低くなります。
エコロジーナでは酵素に西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)、発色用基質に過酸化水素とテトラメチルベンジジン(TMB)を用いています。反応停止液を加えると青から黄色に変化し、吸収波長のピークは450nmになります。
3.濃度の定量
吸光度と測定対象物濃度との関係を標準曲線から算出します。450nmの吸光度から発色の強弱を測定し、濃度を定量します。