研究用試薬エコロジーナ
エストロン(E1) ELISAキット
研究用試薬


■キットの特長

  • モノクローナル抗体を使用しているため、製造ロット間で抗体性能にばらつきがなく、環境水中のエストロン(E1)を特異的に検出・測定できます。
  • 定量範囲は0.05-5μg/L(ppb)と高感度で、固相抽出によりさらに低濃度の試料も測定できます。
  • 測定値のCV(変動係数)は10%以下で、ばらつきが少なく、高精度です。
  • 試料の調製から定量まで2.5時間で測定が完了します。
  • 簡単な操作で多検体を同時に処理できるため、経済的です。

■エストロンとは

構造式環境中には、17β-エストラジオール(E2)以外にも比較的活性の高いエストロゲンが存在しており、ニジマスを用いたビテロゲニン生成試験では、エストロン(E1)はE2の1/2〜1/5程度の活性を有するとの報告があります。
一方、河川水ではE2の約5〜20倍濃度のE1が検出されており、総エストロゲン活性に占めるE2以外の女性ホルモンの寄与も、無視できない状況となっています。


■E1測定用標準曲線

E1測定用標準曲線 定量範囲は0.05〜5μg/L(ppb)と高感度で、固相抽出によりさらに低濃度の試料も測定できます。
測定値のCV(変動係数)は10%以下で、ばらつきが少なく、高精度です。

■試料の前処理法(固相抽出例)
 こちら(PDF)をご参照ください。

■抗E1抗体の交差反応性

化合物 交差反応性(%)
Estrone(E1) 100
2-methoxy E1 0.2
17β-Estradiol(E2) 0.3
16-keto-E2 0.2
E2-17-glucuronide <0.1
E2-3-glucuronide <0.1
E2-3-sulfate-17-glucuronide <0.1
Estriol(E3) <0.1
16-epi-E3 <0.1
E3-16-glucuronide <0.1
Ethynylestradiol (EE2) <0.1

■キット形態

形 態 容 量 特 徴 コードNo.
マイクロプレート 96穴、1枚 プレートリーダーで測定、多検体同時処理が可能 305-33231


・本キットは研究用試薬であり、疾病の診断またはその補助として使用することはできません。